NY Bar 受験資格事前審査①BOLEアカウント作成

NY Bar
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先日NY Bar(NY州司法試験)の受験資格に関する事前審査の申請を行いました。
今回から何回かに分けて、その流れについて書きたいと思います。

NY Barは本来、米国で法律を専攻した人に受験資格がありますが、一部の条件を満たす場合、外国で法律を学んだ人にも受験が認められています。
この条件を満たすかどうかの審査をしてもらう、というのが、タイトルにもある受験資格事前審査です。

受験資格事前審査は、The New York State Board of Law Examiners (BOLE) のwebサイト上で申請することができますが、そのためにはまず、BOLEのアカウントを作成する必要があります。

1.Foreign Legal Education ページの確認

BOLEのWebサイト上にある、米国外における法学専攻者 (Foreign Legal Education) 向けページを確認します。
https://www.nybarexam.org/Foreign/ForeignLegalEducation.htm

このページには、どんな場合に外国での履修者にも受験資格が認められるか、いつまでに事前審査が必要か、といったことが記載されています。
近年、数年おきに細かく条件が変わっているようですので、非常に文章量の多いページですが、注意して読む必要があります。

Foreign Legal Education ページの最下部にある「Online Foreign Evaluation」というボタンを押すと、さらに注意書きの画面が現れます。
読んだ後に、また最下部の「Proceed to Evaluation」ボタンを押すと、事前審査システムのログイン画面へと進みます。

まずはこの画面右上の「Create New BOLE Account」リンクをクリックします。

2.NCBEアカウントの作成

そうすると、アカウント作成前の注意事項が記された画面が表示されます。
この注意事項を読み進めていただくと、BOLEアカウント作成にあたっては NCBE (National Conference of Bar Examiners) ナンバーが必要、と記載されています。
なんだかややこしいですが、指示に従い、まずはこのNCBEナンバーを取得するため、以下のサイト上でアカウントを作成する必要があります。
https://auth.ncbex.org/account/create

NCBEのアカウント作成自体はあまり難しいことはありませんが、パスポート番号が必要です。

3.BOLEアカウントの作成

NCBEナンバーが無事取得できたら、先ほどのBOLEアカウント作成前の注意事項画面に戻ります。
画面上部に「Create BOLE Account」というタブがあるので、そこからアカウント作成画面に移ります。

基本事項を入力したら確認用メールが届くので、メール内URLからアクセスしてプロフィールを記入します。
日本からLLM留学する方はほとんどの場合、”Eligibility”欄では、”Foreign Law Study (Rule 520.6)/(LLM Degree)” を選択することになります。

なお、このBOLEアカウントを使ってログインできる BOLE Portal では、出願やスコアの確認など、今後 NY Bar に関連する情報を確認したり、必要な手続きを行ったりすることができるようになります。

4.事前審査へ

BOLEアカウントの作成を完了すると、事前審査が必要である旨の画面が表示されます。
ここで、Request for Foreign Evaluation のページに進み、事前審査手続きを進めることとなります。
https://www.nybarevaluation.org/Intro.aspx

終わりに

注意事項はやたらと長文で、全て目を通すのはなかなか骨が折れますが、アカウント作成まではスムーズにできました。
次回以降、事前審査手続きの本丸について書きたいと思います。

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P子のLLM留学挑戦記

コメント

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