TOEFL当日の流れと、お役立ち情報について書きたいと思います。
1.受付
TOEFL会場での集合時間は、試験開始の30分前とされていますが、会場には1時間くらい前から入れることが多いです。
受付順に試験開始することになりますが、このとき、「いつ試験会場に到着するか」がとても大事になります。
その理由は、TOEFLがSpeakingを伴う試験であり、タイミングによって他の受験者の発声が、集中力の大きな妨げとなりうるからです。
試験の流れは、音声テスト→Reading→Listening→休憩時間→Speaking→Writing という順番であるため、
・他の人より早く開始すると、Readingパートの時間に後から来た人の音声テストが被り、集中できない
・他の人より遅く開始すると、Listeningパートの時間に先に始めた人のSpeakingパートの音声が被り、集中できない
といった状況が発生するため、自分にとってのベストな試験開始タイミングを把握しておくことが重要です。
私の場合、集合時間(試験開始30分前)ちょうどに会場に着く、という戦法を取っていました。
そのメリットは以下の通りです。
◎最も集中力を要するReadingパートで、Speakingパートの音声によって邪魔されない
→自分がListeningパートを開始した頃、最初に試験開始した人がSpeakingパートを開始することになるため。
最初の音声テストの声は多少聞こえてきますが、「I live in Tokyo…」といった短くて単調なものなので比較的マシです。
なお、Listeningパート中の他受験者の音声は、Listening音声を最大にすることで掻き消せるため実質無問題でした。
◎休憩時間に、先に始めた受験者のSpeaking回答を聞き、ある程度問題の予想を立てられる
→質問内容を想像し、そこから自分なりの答えを頭の中で組み立てておく、ということをしていました。
もちろん、質問文を完璧に想像することは難しいです。
しかし、どんな分野の質問か分かるだけでも、関連する自分の経験談を用意しておき、話の内容を膨らませることができました。
→リスキーなのでお勧めはしませんが、私はできるだけ多くのヒントを得たかったので、休憩時間前のListening中にも、各設問を解くごとに「次へ」をギリギリまで押さず、わずかな時間に周囲に耳を澄ませていました。
Listeningは得意だけどSpeakingに自信がない…という方は、最終手段としてやってみていただいてもよいかもしれません。
2.入室、試験開始
受付が終了したら、試験官の指示に従って指定の席に着き、試験を開始します。
荷物の持ち込みは制限されていますが、耳栓など一部に限り可能です。
なお、暑い/寒いは集中力の妨げになりますが、自席周辺の空調は着席するまで分かりませんので、できれば羽織れるものを着て入室するとよいと思います。
(試験中のカーディガンなどの着脱は禁止されていないようです。)
3.休憩、再入室
上述の通り、休憩中は他の受験者のSpeaking回答を聞ける貴重な時間です。
私の場合、休憩時間に入ってすぐ退室してお手洗いを済ませ、栄養ドリンクなどで糖分とカフェインをさっと摂取しすぐ入室、後の時間はすべて自席でのSpeaking準備に充てていました。
※休憩時間中にメモを取る行為は違反とみなされるので要注意です。あくまでも頭の中だけでの準備に留めてください。
休憩時間は休憩のためでなく、次のパートに備えるための時間、と考えるのが、高得点への近道だと思います(しんどいですが…)。
最後に
TOEFL試験では、他の受験者にいかに惑わされず自分のペースを保つか、という点がとても重要です。
耳栓やタイムマネジメントなど、ご自身に最適な方法が見つかることを祈っています。
コメント